骨董時代物の針箱(裁縫箱)です。同形の針箱では最小サイズだと思います。
およそ、横幅23㌢、高さ18㌢、奥行15㌢、重さ950㌘です。
材質は、表面は欅(ケヤキ)では、内側は桐、引き出しの摘みや引き手、上面の蝶番などの金具は銅だと思います。なお、物差しは収納不可です。
使用されていた跡が見られますが、目立つような汚れ、欠け、ヒビ、割れなどはほぼありません。
ガタツキなく引き出しの開け閉めはスムーズに行え、状態は良好と言えます。
針山、裁縫道具入れ、引き出しの内寸(㌢)はおよそ次の通りです。
【針山】
縦横4.8、深さ1.5/
【道具入れ】
縦幅6、横幅13.5、深さ2.5/
【引き出し小】
奥行12、横幅9、深さ3.9/
【引き出し大】
奥行12、横幅20、深さ4.6/
針箱(裁縫箱)は現在でも、携帯できるものを含め大小さまざまな形のものが販売されていますが、出品のものより大きくモダンな外観のものはソーイングボックスと呼ばれているようです。
出品の針箱は、使われている材質や金具、造りなどから骨董時代物であることは十分に伺え、指物師(家具職人)の手によるものではないかと思われますが、製作が明治か大正かなど詳細は分りません。
出品の骨董時代物針箱は、使用されていたものですが、目立つ汚れや損傷はほとんどなく良好な状態です。コレクション以外に、小物入れ兼インテリアにされても面白いのではないでしょうか。
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